▼名古屋エリアのタウンスポット情報
街の中の秘境、オアシスの森

【 相生山緑地(あいおいやまりょくち) 】 愛知県名古屋市天白区菅田3
名古屋市天白区にある「相生山緑地」は、123へクタールという名古屋市内有数の広大な面積を持つ樹林地で、野うさざやコノハズク、ヤマシギなどの野鳥もいるという自然いっぱいのスポット。1998年に北側の部分が「相生山緑地オアシスの森」として整備され、誰でも散策出来る場所になっています。ちなみに、このオアシスの森は市有地というわけではなく、地主から名古屋市が土地を借りて樹林を保全・整備しているカタチ。土日祝日のみ無料駐車場の利用可。

               ▼知る人ぞ知る相生山緑地
野並交差点から島田交差点に向かって北上していくと右手に樹林地が続きます。これが「相生山緑地」。もともとは薪や炭をとったり、農用林として利用されていた里山でしたが、生活様式が変化して人の手が入らなくなり、陽のあたらない暗く荒れた山になっていました。そこで名古屋市が一部を地主から借り受け「相生山緑地オアシスの森」として1998年に整備。

               ▼探検気分でオアシスの森の中へ
菅田(すげた)交差点を右折して、次の交差点も右折。すると「双子池口」の無料駐車場があるのでバイクはここへ。さらに進んで「相生口」にある無料駐車場でもOK。さっそく、オアシスの森へ突入! ちゃんと道が作られていますが、歩いているうちに自分がどの辺りにいるのか分からなくなってしまうので、最初に入口にある案内図をケイタイなどで撮っておくのがオススメ。

               ▼涼しい風が抜けていく
薄暗い散策路をどんどん奥へ。日光が遮られているせいか、暑い日中でもけっこうひんやり。これは回りの木々から蒸発する水分の気化熱のせいかも。たぶん、オアシスの森全体の気温も回りの市街地よりずっと低いはず。「やっぱり都市には緑が必要だなァ」などと思ったりします。ここは市民グループ「相生山緑地オアシスの森くらぶ」によって整備されていて、ところどころにカブト虫の繁殖のために腐葉土が集めてあったり、炭焼き場があったりします。

               ▼竹林や畑にほっと一息
竹林などもしっかり間引きされています。「里山」は人の手が入らないと荒れてしまうそうで、オアシスの森は市民と行政が一緒になって整備しているとか。たしかに、少し間引かれて日光の入る竹林は見た目にも美しい感じ。また、歩いていると急に樹林が開け、里芋などが植えられている畑が出てきたりします。ひとりで心細く歩いている時に見つけた畑は、生活感があって思わずほっとする風景。

               ▼ホントにここは名古屋?
一番高い地点に「見晴らし台」があるということで、あちこち迷いながら進んでいくと、ようやく小さな見晴らし台を発見。さっそく登って周囲を見渡してみると、これが見渡す限り全て樹林。天白区の街並みが展望出来るかと期待していましたが、見えるのは空と緑の木々だけ。ただ、この相生山緑地がいかに広大な樹林地であるかはよく分かります。それにしても名古屋市内にこんなところがあるなんて・・・。

               ▼相生山緑地の中の道路
見晴らし台を降りて南側に下っていくと、樹林の中に続く道路が出現。これは相生山緑地の真ん中を貫く予定の道路で、現在工事が進行中。たしかにここに道が出来ると野並交差点を通る東海通などの渋滞緩和になりそうですが、貴重な自然が削られてもったいない気も・・・。工事現場から引き返し、またバイクを置いた駐車場まで戻って、これで相生山緑地の「探検」終了。

天白区の街なかにありながら、あまり知られていない相生山緑地。一見、勝手に入ってはいけないような場所だし、その中も迷ってしまうほどの樹林地。まさに街の中の秘境・・・遠くに出かけなくても街のなかで自然と触れ合えるユニークなタウンスポットがココ。この夏、ちょっとした探検気分でどうぞ。